2010年2月18日木曜日

WILLCOM、会社更生法の適用を申請

1月の段階で話は漏れていたが、WILLCOMは本日2/18に会社更生法の適用を申請した。

会社更生手続開始の申立に関するお知らせ
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2010/02/18/index.html

通信会社としては過去最大の経営破綻のようだ。

事業再生ADRは失敗となるが、企業再生支援機構の支援は内定しているということで、日本航空に続いて機構支援の対象企業となる。
アドバンテッジパートナーズとソフトバンクにも支援要請しているとのこと。

事業は従来通り継続して提供される。
加入者が400万人以上いることもあり、少なくとも1,2年でPHSが停波するということはまずあり得ないだろう。

企業再生支援機構は元々中小企業向けの支援組織であるが、日本航空に続いてWILLCOMという大企業を支援することについて、懸念の声も上がっているようだ。
このまま産業再生機構的な位置付けに収まってしまう可能性もあるのかもしれない。


個人的なことを言ってしまえば、自分の好きな端末を取り扱っている会社が、実質的に国の支援を受けながら再建に取り組んでいくということで、今回の件はそこそこの決着ではないかと思っている。

HyZERO3を気に入っている身としては、とりあえず3Gサービスが続いてくれれば文句はない。
今後も自分はWILLCOMを使い続ける。


少し追記。
ウィルコム久保田社長、更正法適用の背景を説明
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100218_349819.html

スマートフォン事業と、ドコモからMVNOで借りている3Gサービスについては今後も継続予定とのこと。


更に追記。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100218/bsb1002182123011-n1.htm
ソフトバンクの『邪魔』の話。
以前からニュースサイトのコラムやビジネス誌の記事等で度々この話は出て来ていた。
再生支援機構の出資が見送られそうなのは、出資によりソフトバンクを利することになりかねないためだという。

実際、HyZERO3の予約開始時及び発売時に更生法申請の件をメディアにリークしたのは、間違いなくソフトバンク側だろう。
WILLCOMの評判を下げておいて、交渉を有利に進めようという動きがあからさますぎた。
正直、こういうことばかりだからソフトバンクは好きになれない。
企業としての利潤追求には余念がないが、品性を疑う体質。
ソフトバンクの思惑通りにはいかないように願う。

因みにソフトバンクは嫌いだが、滅茶苦茶嫌いという程ではない。

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