2012年2月18日土曜日

GALAXY NoteにAndroid4.0.3(ICS)のリークROM≪N7000XXLP1≫を焼いてみた

さて。国際版GALAXY NoteにリークされたICS ROMを焼いてみた。
α版みたいなものなので、これから焼く人は注意。
ユーザーデータは消えるのでバックアップ必須。内部/外部SDカードの中身は消えない。
ROMのファイルは以下リンクから。

国際版GALAXY Note(GT-N7000)のサムスン公式Android4.0(ICS) ROMがリーク
http://hyzero3.blogspot.com/2012/02/galaxy-notegt-n7000android40ics-rom.html

焼くのにはMobile ODIN Proを利用。406円。root必須。
勿論デスクトップ用のOdinでも問題ないだろう。その場合はこの辺を参考に。

[root] Mobile ODIN Pro
https://market.android.com/details?id=eu.chainfire.mobileodin.pro

まずDLしたファイルの中から以下3ファイルを内部SDカード直下に置く。
Mobile ODINの場合、pitファイルは使わない。
・GT-N7000-MULTI-CSC-OXALP1.tar.md5
・MODEM_N7000XXLP1_REV_05_CL1098475.tar.md5
・N7000_CODE_N7000XXLP1_CL88317_REV02_user_mid_noship.tar.md5

Mobile ODINを起動。
Open file...からInternal SD-cardを選択。

CODE(N7000_CODE_N7000XXLP1_CL88317_REV02_user_mid_noship.tar.md5)を選択。

自動的にKernelその他に指定される。
CacheにCSC(GT-N7000-MULTI-CSC-OXALP1.tar.md5)を選択。
ModemにMODEM(MODEM_N7000XXLP1_REV_05_CL1098475.tar.md5)を選択。
#全部Open file...から選んでも問題ないはず

Enable EverRootやらには初期状態でチェックが入っている。
これはどうやら焼いた後にもrootを取る設定らしいが、今回のICS ROMでは残念ながら機能しない。設定はそのままで良い。
Flash firmwareを選択すると2回警告が出るのでContinue選択。

MD5ハッシュのチェックみたいなのが出るが面倒なのでSkip。

ここまでやれば後は自動的に進む。

ここからICS。初期設定画面終了後。
相変わらずホームアプリがTwLauncherなので見た目は代わり映えしない。

スクリーンショット撮影は今まで使えたホーム+電源やペンを利用したものは使えない。手を画面にかざすものも。
代わりにICS共通の『電源+音量小の長押し』で撮影可能。
但し音がカメラのシャッター音と同じで五月蠅い。サイレントモードで無音化可能。
PNG形式で格納フォルダは/mnt/sdcard/Pictures/Screenshots

アプリ。
Mobile ODINで焼いたためCWM ManagerやMobile ODIN、Superuserがあるが、rootが取れていないので使えない。

設定画面。UIが変わっている。
[端末情報]
Android version : 4.0.3
Baseband version : N7000XXLP1
Kernel version : 3.0.15-N7000XXLP1-CL88317 se.infra@SEP-79 #3
Build number : IML74K

ホームキー長押しのタスク履歴。

横画面の場合。

Data usage。
データ通信量を表示出来るようだ。

バッテリー使用量。
今までとあまり変わらない。

b-mobileデータSIMだが、セルスタンバイの圏外時間が0%になっている。
Mobile networking signalも緑色で正常(前は赤、パッチを当てても黄色だった)。
ICSではセルスタンバイ問題はなくなっているようである。

ここから標準ブラウザ。
かなり使いやすくなっている。サクサクぬるぬる。
ページを読み込み終わると自動的にスクロールしてアドレス欄が隠れる。
タブ一覧を選択すると固まる。

とりあえずこのブログを表示。
メニューから「Request desktop site」を選ぶことでデスクトップ表示に出来る。
#うちのブログの場合はモバイルだとURLに『?m=1』が付くので外す
デスクトップ表示をデフォルトにする設定は見つからなかった。

アドレス欄の入力でプルダウンが出る。
ATOKを入れているが、IME選択はフォーム長押しではなく通知バーからとなる。

横画面の場合はメニューが右側から出る。

ITmedia表示。縦だと少しずれる。横だとずれない。

設定。
LabsからQuick controlsが使える。画面横から出せる扇状のコントロール。
こちらもタブ一覧を選ぶと固まる。

マップ。
GPSアイコンは通知バー左側に出るようになった。
なんかバーが邪魔。density dpiを変えたくなってくる。

横画面の場合はバーは上だけ。

その他。

日本語は設定から選択出来ない。今までと同じでMoreLocale2を使用すればOK。
中華フォントで見難いのでモトヤマルベリを入れた。
カメラは2.3.6から変わってないようだ。シャッター音はサイレントモードでも消えない。
GメールはGUIが変わって綺麗になっている。
Sペン設定やSメモの反応は特に今までと変わりなし、と思う。
Chrome Betaは固まりまくりで使えない。
通話がスピーカーホンでしか出来ない問題がある模様。未確認。
顔認識ロック解除は自分は試してないが問題ないとか。
USB接続時のMTPやUSBマスストレージモードは普通に使える。


思ったよりもAndroid2.3.6の時と変わっていない印象だ。GUI関係は綺麗になっている。
サクサク使えると思うが、今までカスタムROMを使っていたため速くなったかどうかは良く分からない。
ブラウザはかなり使いやすくなっている。タブ一覧は動かないが。
Chromeが使えなかったのは残念。今後使えるようになっていくだろう。
セルスタンバイ問題がなくなっているのは良い感じ。
ただ、rootが取れないとやれることがあまりない……。
また暫くすれば次のリークROMが出てくるだろうし、それに期待といったところ。


CWMは当然ないので、元に戻すにはOdinで昔のストックROM(XXKJ4とか)を焼いてCWM入りカーネルを入れればいいのではなかろうか。多分。
元に戻した

2 件のコメント:

  1. いつも楽しく拝見させて頂いております。
    昨日、AlbaのROMを導入して、日本語フォントを入れようと試みましたが、Fontsフォルダにフォントを導入し、mxlファイルも編集しましたが、反映されませんでした。
    他のROMですと反映されるのですが・・上記では、どのようにモトヤマルベリを導入したのでしょうか?
    ご教授お願い致します。

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  2. ご説明有り難う御座います。
    実は既に上記のやり方は試していて、Displayの箇所から適応させてみました。
    英語は適応されたのですが、日本は中華フォントのまま。。。
    AlbaのROMしかリークROMは試していないので、他のROMの状況が分かりません。
    かなりメモリ消費も多く2.3と比べると300MB程度多いので、5月の正規アップデートのために
    2.3.6に戻しました。

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