2012年12月29日土曜日

国際版GALAXY NoteにAndroid4.2.1なカスタムROM≪JellyBeer v3.51≫を焼き、フォント変更、カメラ無音化、セルスタンバイ問題対処をしてみた

#2013/08/25 フォント差替対象から「DroidSansFallback.ttf」を除外
#2013/02/19 セルスタンバイ問題の差し替えファイル作成手順を詳細化
#2013/02/17 Font Installerでのフォント差替対象を追記

タイトル長い。

[CM10.1|4.2.1] JellyBeer-v3.51 [DPI Groups] [BeerGang] [Dec. 28] - xda-developers
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1906396

前回のβ版からバージョンが上がっていたのでサクッと焼いてみた。
wipe cache partition、wipe dalvik cacheを行った後にROMとGAPPSを焼くだけ。

更にフォント変更、カメラ無音化、セルスタンバイ&アンテナピクト問題の対処もした。
やっとアンテナがちゃんと立つようになった(QuickSettings内の表示では立たなかった)。
セルスタンバイの電池消費が少なくなっているかは未確認だが、多分大丈夫と思っている。
→圏外時間100%がなくなっており、改善した


JellyBeer v3.51ではDPI Groupsが使えなくなっている。


作者からのコメントが以下。ParanoidAndroidとの関係がどうのこうの?

You'll find that DPI Groups are disabled. Why? Well they were almost working but i thought that, being them based on PA's per app dpi feature, and being their sources private, i had to respect PA team work and not publish it untill they do it. But talking with molearecoming, he told me that the release of the source code will be very soon.

You should feel this version smoother than previous ones.


◇フォント変更

GALAXY NoteのストックROMベースではないので以前のフォントAPKは使えない。
/system/fonts/内の「Roboto-Regular.ttf」や「MTLmr3m.ttf」と差し替えることで変更出来た。

が、色々フォントを試すのが面倒でROM Toolbox ProのFont Installerを利用。
SDカードにttfファイルを置いてインストールしては確認の繰り返し。

フォントの差替対象は以下。
・DroidNaskh-Regular-SystemUI.ttf
・DroidNaskh-Reglar.ttf
・DroidSansFallback.ttf
・MTLmr3m.ttf
・Roboto-Regular.ttf
・DroidSans-Bold.ttf
・DroidSans.ttf
#Roboto-Bold.ttf を差し替えるとブートループになるので一部の太文字だけ残る
#DroidSansFallback.ttf を差し替えると一部記号が表示できなくなるので除外


最初にIPAex明朝を入れてみたのだが、小さな文字がかすれた表示になってしまった。
IPAexゴシックも表示のズレがあった。
他色々試してみたが、結局『IPAモナーフォント』の『IPA モナー P 明朝』にした。

以前のIPA明朝フォントとの比較用スクショ。あまり変わらない感じ。



◇カメラ無音化

これは/system/media/audio/ui/の「camera_click.ogg」「camera_focus.ogg」を削除するだけで良い。
スクリーンショット時の音もなくなる。


◇セルスタンバイ&アンテナピクト問題対処

まず、以前のパッチは使えなかった。smaliファイル書き換えで失敗する。
以下の方法も使えず。

ブローヴちゃん: Android 4.2.1 からの MVNO データ専用SIM
http://bl.oov.ch/2012/12/android-421-mvno-sim.html

結局手動書き換えとなった。以下参考。

ブローヴちゃん: Android + b-mobile データ専用 SIM で電界強度を表示する
http://bl.oov.ch/2012/01/b-mobile-sim.html

上記リンク先に注釈があるが、JellyBean v3.51では書き換え対象は「framework.jar」ではなく「telephony-common.jar」のようだ。

引っこ抜いて中身書き換えて戻す、以上。同じく7-Zip File Managerを使った。

① /system/framework/telephony-common.jar をPCにコピー
② 7-Zip File Managerで開いて「classes.dex」を取り出す
③ java -jar baksmali-1.4.1.jar -a 14 classes.dex
④ out¥com¥android¥internal¥telephony¥gsm¥GsmServiceStateTracker.smali を開いて中身書き換え(下記)
⑤ java -jar smali-1.4.1.jar -a 14 -o classes.dex out
⑥ 作成された「classes.dex」を開いたままの7-Zip File Managerに放り込んで「telephony-common.jar」を上書き

書き換え対象も同じ(0 1 2 3 と数えて4番目と14番目)。
以下「GsmServiceStateTracker.smali」の書き換え箇所抜粋。

:pswitch_data_20
.packed-switch 0x0
:pswitch_1b
:pswitch_1c
:pswitch_1b
:pswitch_1c ←1bから1cに変更
:pswitch_1b
:pswitch_1e
:pswitch_5
:pswitch_5
:pswitch_5
:pswitch_5
:pswitch_1b
:pswitch_5
:pswitch_1b
:pswitch_1c  ←1bから1cに変更
:pswitch_1b
.end packed-switch

一応修正済みの物を置いておく。他のROMだと使えないだろうけど。
telephony-common.jar

CWMで/system/をマウントした状態で以下コマンドを叩いて置き換える。
adb push telephony-common.jar /system/framework/telephony-common.jar


メモ。

てくろぐ » アンテナピクト問題・セルスタンバイ問題とは何か
http://techlog.iij.ad.jp/archives/487


フォントを試すのが一番時間かかった気がする……。綺麗に表示されないフォントが多くて。
何で綺麗に表示されないのやら。途中、ストックROMベースのカスタムROMに替えたいと思った程。

とりあえずこれで一通り使える環境になったはず。
これらをやっていた時の電池の減りや充電による増え方が異常だったのが気になるが……まぁ暫く使ってみることにする。

そういえばホームアプリをADW EXに替えたが、アイコンやウィジェットの移動時に時々表示が乱れるのが気になる。画面を切り替えれば直るけど。
あと端末の再起動時、何故かホームアプリの標準設定が初期化されて選び直しになる(ホームアプリを複数入れている場合)。シャットダウンして起動した場合はそうはならないのだが……ううむ。

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