2012年7月28日土曜日

サムスン、有機ELの非ペンタイル高精細化実現

Samsung、有機EL(AMOLED)の大幅な高精細化に成功。非PenTileで350ppiを実現 | リンゲルブルーメン
http://rbmen.blogspot.jp/2012/07/samsungelamoledpentile350ppi.html

サムスンは有機ELディスプレイ搭載端末を出しているが、GALAXY S3やGALAXY Noteなどはペンタイル配列で実質的な解像度が低いと言われている。
韓国メディアの報道では、サムスンはこれを克服しRGB配列で高精細な有機ELディスプレイを実現したとのこと。

実際現状では、粗さは目を近付けると少し分かる程度ではあるが、電子書籍等を読む場合には高精細であるほど良いので、この情報は歓迎する。

ただ、この時期の発表ということもあり、実際に搭載されるのはGALAXY S4やGALAXY Note3辺りになるのだろうなぁ……と思っている。

Amazonの電子書籍サービスKindle、9月に日本で開始?

朝日新聞デジタル:米アマゾン、9月にも電子書籍配信開始 日本向け
http://digital.asahi.com/articles/TKY201207270824.html

さて、いつまで経っても時期の確定しないKindleの日本参入だが、8月末~9月にも開始との情報が出て来た。
角川グループとの合意等々で噂はちょこちょこ漏れてきているので、いい加減に来るだろうか。

記事内では出版社とAmazonの交渉でAmazon側が大きく折れてきたという風に書かれている。
なので結局は他電子書籍サービスと大して変わらない値付けになるのだろうなぁ……という予想。

巷では楽天koboがスタートに大失敗して悪評をまき散らしている楽天社長はレビューを隠蔽し大成功と妄言を吐く)ような状況だが、さすがにAmazonはこのような愚は犯さないだろう。


時代遅れになりつつある電子ペーパー端末が来るかどうかは怪しい気がしている。液晶モデルのKindle Fireだけしか日本では発売されない可能性もありそう。
自分がKindleを利用するかどうかは電子書籍の価格や品揃え次第。


先日GALAPAGOS STOREで割増有りのポイント購入制が始まったので、自分は正直これでかなり満足している状況。
既にGALAPAGOS STOREの蔵書数は7万点に近付いている
後はGALAPAGOS STOREに角川グループの本さえ来てくれれば……という。

Kindleに期待するのは日本の電子書籍サービス全体の活発化の促進剤となってくれること。
楽天koboにより電子書籍自体への不信感まで醸成されてしまいそうな状態なので、これを払拭して欲しい。

2012年7月27日金曜日

ドコモ3G&LTE対応のSIMサービス「BB.exciteモバイルLTE」

LTE | docomoのSIMカードが最安値 | プロバイダー BBエキサイト
http://bb.excite.co.jp/lte/docomo/

ドコモの3G&LTE回線が利用可能なデータ通信SIMのサービスがエキサイトから発表された。
中身はIIJmioのとほぼ同じで若干価格を下げているようだ。
0Mコースが787円、500Mコースが2415円(これはIIJmioにはない)、1Gコースが2835円。
SIM3枚(0Mコース除く)とか使い切っても128kbpsとかの部分も同じ。
但しSIM登録手数料が4,410円と少し高い。契約月の日割りもない。

見た限りでは縛りはなさそうだが、解約関係の記述が見付からない。
少なくともIIJmioの同等サービスから移行する意味はほぼなさそうである。

2012年7月26日木曜日

GALAPAGOS STOREで割増有りのポイント購入制が開始

#2012/07/30 ポイントの割増率を表に追記

GALAPAGOSポイント | 電子書籍のGALAPAGOS STORE
https://galapagosstore.com/web/point/top

ボーナスポイントプレゼントキャンペーン
http://galapagosstore.com/web/square/2559


電子書籍のGALAPAGOS STOREがリニューアルされた。
登録メルアドでログイン可能になった等の改善があるが、メインはポイント制の導入。

ポイントは一般的な100円1ポイント等ではなくプリペイド(前払い)制で、割増がある。
入手方法は月額定期ポイント、即時ポイント、キャンペーンポイントの3種類。

≪月額定期ポイント≫
商品名支払い額(毎月)付与ポイント(毎月)割増率ボーナスポイント
(3ヶ月目に付与)
月額定期ポイント10001,000円1,050pt5.0%プラス50pt
月額定期ポイント20002,000円2,130pt6.5%プラス100pt
月額定期ポイント30003,000円3,240pt8.0%プラス150pt
月額定期ポイント50005,000円5,500pt10.0%プラス250pt
月額定期ポイント1000010,000円11,500pt15.0%プラス500pt
月額定期ポイント2000020,000円24,000pt20.0%プラス1,000pt
※ボーナスポイントは3ヶ月目までの継続利用が前提

≪即時ポイント≫
商品名支払い額付与ポイント割増率ボーナスポイント
即時ポイント10001,000円1,030pt3.0%プラス30pt
即時ポイント20002,000円2,080pt4.0%プラス60pt
即時ポイント30003,000円3,150pt5.0%プラス90pt
即時ポイント50005,000円5,300pt6.0%プラス150pt
即時ポイント1000010,000円10,900pt9.0%プラス300pt
即時ポイント2000020,000円22,400pt12.0%プラス600pt

月額定期ポイントは申し込み時と以降の月初めにポイントが自動購入されるもの。
ポイントの割増率は高い。
また、雑誌等の定期購読の支払いにポイントを優先利用することも出来るそうだ。
一旦解約するとその後2ヶ月間は申し込めないという制約がある。

即時ポイントはいつでも購入可能。
割増率は月額定期に比べると低め。

どちらも購入はクレジットカードのみ。

キャンペーンポイントは現時点ではスタート記念のボーナスポイントのみ。
今後ポイントプレゼント等も予定しているとのこと。
ボーナスポイント付与は7/26(木)~8/31(金)13:00まで。


ポイントの上限は50,000ptまで。有効期限は5ヶ月後の末日までとなっている。古いものから順次失効。
この辺りの制限は利用者に早期のポイント消費を促すためのものだろう。
さすがに半年弱というのはちょっと短い気がするが……まぁ何とか許せるレベル。

ちょうどカラー版ジョジョを買い進めている最中であり、個人的にはある程度まとめてポイント購入しても良いかな、と考えている。

ポイントの割増が多くてなかなか魅力的だが、制約もあるのでどのポイントを購入するか迷う。

確認してみたところ、月額定期ポイントの自動購入時に50,000ptを超えるような場合、自動購入は行われないとのこと。次月以降で50,000ptを下回る場合に再開される。
これは親切な作り。


追記。
+4,000円分加算の魅力に抗いきれず20,000円の月額定期ポイントを購入し本を一気買い。


多分3ヶ月で一旦やめると思うけども。

2012年7月5日木曜日

複数ストア対応電子書籍ビューア「book-in-the-box」のAndroid版が公開

#2012/07/06 v1.0.2で定期配信が未対応ということで設定が無効になったので追記

電子書籍配信ソリューション「book-in-the-box」 | シャープビジネスコンピュータソフトウェア株式会社
http://www.sbc.co.jp/product/book/index.html

電子書籍 book-in-the-box - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.sharp.xbook.exapps



先日発表されたbook-in-the-boxのAndroidアプリが公開された。
現時点で一部修正されたVer1.0.1が配信されている。

[修正箇所]
・デスク画面の「ブラウザ」ボタンからFAQサイトへジャンプするよう修正
・同梱マニュアルの修正

まだGALAPAGOS STORE以外のストアは対応していないが、とりあえず入れてみた。

先に言っておくと、GALAPAGOSアプリのユーザーがそのままの利便性で移行できるものではない。
複数ストアに対応した、GALAPAGOSアプリの機能劣化版と考えた方が良い。
少なくとも現段階では。
利点は.bookビューアがGALAPAGOSアプリのT-Time Touchよりも良くなっていることくらい。


初回起動時はユーザー登録画面となる。
GALAPAGOSアプリをインストールしている場合はGALAPAGOSアカウントのIDが表示されるため、パスワードを入力するだけで良い。


見た目は大体GALAPAGOSアプリと同じ。サーバ確認ボタンはない。
GALAPAGOSアプリの方でダウンロード済みのコンテンツが勝手に読み込まれるということはない。
後述するが、ストアから再ダウンロードする必要がある。このアプリではネット書庫は使えない。

ブラウザボタンを押すと以下ヘルプページに飛ぶ。
利便性を考えると対応ストア一覧などが表示されて欲しいところ。
#Ver1.0.0の時はブラウザボタンを押すと単にブラウザが起動するだけという、
#手抜きにも程がある意味不明なボタンだった

閲覧ソフト『book-in-the-box』サポートページ | シャープビジネスコンピュータソフトウェア株式会社
http://www.sbc.co.jp/book-in-the-box/index.html


GALAPAGOS STOREで購入済みのコンテンツを再ダウンロードする場合、ブラウザでページにアクセスしてアカウントから『購入履歴・コンテンツの再ダウンロード』 に行く必要がある。
#最初はやり方が全然分からずサポート等に問合せを行った


未だに購入履歴が月単位でしか見られないため、非常に探しにくい。
以前から改善要望を送っているのだが……。
book-in-the-box用のダウンロードボタンが表示されるようになっているため、これによりbook-in-the-boxアプリ側で閲覧可能となる。
試していないが、GALAPAGOS STOREコンテンツの試し読みは恐らく未対応。


ブックシェルフ画面はこうなっている。
どの対応ストアから買ってもここに一覧で並ぶのだろう。
GALAPAGOSアプリにあったネット書庫はGALAPAGOS STORE用の機能のため存在しない。

XMDF書籍やEPUBコミックの操作性はGALAPAGOSアプリのものと同じ。
.bookビューアはHyBook Readerとなっており、ページめくりや栞等、GALAPAGOSアプリ(T-Time Touch)のものより使いやすくなっている。


.bookコンテンツはコミックしか購入していないので、文章主体の書籍は未確認。
使いやすくなっているとは言っても、XMDF、EPUB、.bookで全て操作性が異なり違和感があるのはGALAPAGOSアプリと同じ。

GALAPAGOS STOREの定期配信については対応しているかどうか未確認。
一応設定画面に定期配信の項目はある。
→定期配信機能は未対応のようで、v1.0.2で設定が無効になった


現時点の感想は期待外れ。
今後ストアが増えていってからどうなるか判断したい。
せめて対応ストア一覧にアプリから直接行けるようになってくれないと……。

.bookビューアが使いやすくなっているのは有り難いが、GALAPAGOSユーザーからの移行は現時点ではあまり考えていない印象。

複数ストア対応ということで、GALAPAGOS STOREを優遇するような機能は付けられなかったのかもしれないが、それでもGALAPAGOS STOREに対応しているのだから、購入済みコンテンツをスムーズに移行できる方法を用意して欲しかった。
ブラウザ版のネット書庫機能を作るとか。

book-in-the-boxアプリはGALAPAGOSアプリと並行して提供されるようだが、今後統合されることはないのだろうか。
ユーザーの視点から言わせてもらうと、1つのアプリで完結するようにして欲しい。

SHARP本体ではなく関連会社のアプリということもあり、連携が微妙な印象がある。
サポートに要望等を送りつつ、今後に期待する。

2012年7月3日火曜日

楽天、7980円の電子書籍端末Kobo Touch及びKoboイーブックストアを発表

電子ブック楽天<kobo>: 読書に革命を。新しい楽しさを。
http://kobo.rakuten.co.jp/

「Koboを通じて読書革命を」――楽天の電子書籍事業第2幕の幕開け - eBook USER
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1207/02/news118.html

Kobo Touchと新ストアの発表。
うん……まぁ……私はいりません。

◆Kobo Touch
日本でも発売されているReaderと同じような6インチの電子ペーパー端末。
7980円は安いといえば安い。予約で最大3000ポイントとか書いているが、一般会員は500ポイント。

大きさや性能の比較は既にDream Seedさんの方でやられているので省略。
まぁKindleや6インチReaderとほぼ同性能と考えて良い。
3G通信機能はなし。ページめくりはタッチのみで使いにくそうだ。

Kindleが液晶のKindle Fireに軸足を移していることからも分かるように、進化の酷く遅い電子ペーパーは既に時代遅れになりつつある。

Readerも例えば価格.comの人気ランキングでどれも70位以下という有様だ。
これは価格.com上のカテゴリがタブレットになっているからというのもあるが、現実として今ではタブレット端末と競合するものとなっているので妥当なランキングだろう。

無印Kindle4を持っている自分は、もう今では全く使っていない。
今の電子ペーパーの欠点と言えば次のようなものがある。
・ページめくり等の画面切り替えが遅い
・白黒
・解像度が低い(文字が滲む、コミックが見難い)
・前のページの残像が残ることがある
・薄暗い程度でも読めなくなる

既に競合する端末(電子書籍端末ではなく、大画面スマートフォンや安価なタブレット)が多数ある日本では、いくら安くても売れるとは思えない。
Kindleが近々日本上陸という話もあるが、自分は電子ペーパー版が来るかどうか怪しいとも思っている。

◆Koboストア
楽天には以前からRabooという電子書籍ストアがあり、端末はReaderやUT-PB1(これも全く売れていない)が対応している。
これについては一応Koboストアと統合予定だそうだが、今のところ時期は未定。
移行が怪しい状態で新ストアを発表するのはかなり微妙な感じである。

Koboストアは電子書籍3万点からスタートという話だが、内有料コンテンツは2万点。
他の電子書籍ストアを比べると約半分。
ただ、全てEPUB3コンテンツとして販売するそうで、これに関しては規格統一という観点で感心する。
恐らくこれが唯一褒められるところ。
 その分コンテンツ拡充は他ストアより遅くなりそうだ。

あと、カナダからの配信だそうで消費税がかからずコンテンツを安くできる……かもしれないようだ。
ただ、これは財務省が海外からの配信でも消費税を課税する方針を示しているので、大したアドバンテージにはなりそうもない。

コンテンツの購入ポイントはたったの1%。そんなのなくて良い。

Koboは世界展開をしているサービスであり、日本でもAndroidやiOS等々にビューアアプリを提供予定ではあるが、こちらも時期は未定。
正直、中途半端な専用端末など出さずに、ビューアアプリをインストールした安価なタブレットを出した方がまだ良かったのではないかと思う。


色々突っ込んでいたら長くなった。
楽天に良いイメージがないので印象も厳しくなる。
正直全く期待は出来ない。