2011年10月17日月曜日

Appleとサムスンの訴訟合戦について

サムスン、東京地裁に iPhone 4S の販売差し止め仮処分を申請
http://japanese.engadget.com/2011/10/17/samsung-vs-iphone-4s/

まず前提として。
私はAppleもサムスンも好きではないので、どちらが負けても良い。
端末のデザインなどは正直に言ってどちらも嫌いな方だ。
むしろ訴訟合戦で両社が疲弊し合うことを望んでいる。


さてこの訴訟合戦。

一部ではサムスン嫌いの人が、技術を盗んでばかりのサムスンがAppleに勝てるわけないだろ的なことを言っているのを見かけるが、意外とサムスン側の言い分が通る可能性もあると思っている。

そもそも技術を盗んでばかりでGalaxyシリーズのような大ヒット商品を出せるかどうかというと、Noだろう。
サムスンはなんだかんだ言っても自社で技術を持っているのである。

確かにデザインは盗んでいるかもしれないが、それを言ったら日本のスマートフォン(の大半)のデザインはiPhoneやGalaxyシリーズとどこが違うというのか。

この一連の訴訟では、Apple側はデザインの近似性とソフトウェアを主として訴訟を起こしているが、サムスン側は通信技術を主として訴訟を起こしている。

オランダで販売を差し止められたGalaxyシリーズは、既に代替技術に切り替えて販売再開しているという。
(ソフトウェア側のみ侵害が認められて販売差し止めとなっていたため)

また、同国ではサムスン側のiPhone販売差し止めの仮処分申請について、「標準特許なので公正に提供されるべき」として棄却しつつも、「Appleはサムスン側に特許料を支払うことで合意するべきである」との明記がなされている。裁判自体はもつれ込みそうだ。

そしてサムスン側は通信標準特許以外の特許についても更に訴訟を起こすことを検討しているようだ。

現状ではサムスン側端末販売差し止めの仮処分申請が幾つか通って話題となっているが、結局は単なる仮処分である。
これからiPhone等の販売差し止めとまでは行かなくとも、Apple側が不利な状況に追い込まれるものも幾つか出てくるのではなかろうか。


まぁサムスン側が負け続けて弱体化しても個人的には一向に構わない。
どうせならiPhone/iPadとGalaxyシリーズの両方販売差し止めなんて面白い事態にならないだろうか。

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